じゆうちょう

Thank you for visiting! Dream stories and fiction

夢でイクチオステガを見た

8月2日、夢でイクチオステガを見た。イクチオステガは大昔、海から陸に上がった最初の動物だと言われている。友人の子が見ていた恐竜の図鑑か何かがきっかけで知って、感動した。

Ichthyostega BW

 

ちょうどその時期から、頻繁に泳ぎに行くようになった。

仕事終わりに通うために、大阪のスポーツジムにも入会した。水深は100cm~130cmで浅い。室内照明はミラーゴーグルなしでも眩しすぎず、マットグレーの壁と相性が良かった。米国ワシントン州のRedmondという町の室内プールを思い出した。

17歳の時、初めてのアメリカ旅で親戚のロジャーおじさんに「どうしてもプールに行きたい」と頼んで夜中に連れて行ってもらった。水深は深いところで5m以上あった。アメリカのプールは大体どこも飛び込み台があったので底が深く、泳ぎ心地も違った。照明控えめの落ち着いた雰囲気が気に入った。

いつも大抵クロールから始める。息を切らさない程度の負荷で泳ぐ。意識は肩甲骨から指先に伸びていって、両腕はヒレになっているイメージで泳ぐ。息継ぎから状態をローリングして背泳ぎに移ったり、真下を向いたり、顎を上げて指先を見て泳いだり。様々なバリエーションを混ぜて試してみる。

体がぽかぽかしてきたら、ボードキックで腹筋下部に意識を移動させてみる。この時は、腹筋下部から足首・つま先までをヒレだと思って進む。

顎は水面に入れて鼻腔は水面スレスレに、胸郭はヒレの動きと連動してゆらゆらと。水飛沫は立てずにムワムワ〜と縦に動くようなイメージでいくと掴みやすい。

クロールの次は平泳ぎ。意識はさらに下へ、股間節周りへと移して、可動域を広めたり狭めたりしながら上半身はとくに意識せずに泳いでいく。だんだんと直立二足歩行動物の感覚が薄まってくる。

【直立⇨水平、重力⇨脱力】

だいたい満足してきたら最後に25m×10-15本くらい潜水をする。空気を吐き切って、吸い込んでを繰り返す。肺8割くらい空気を溜めたら、最後に口先から素早くスッと吸い込むと良く入る。水中で大きくゆっくりと平泳ぎで進む。潜水は上手く脱力できているかが良く分かる。

ウエイトトレーニングや一瞬に力を込めるような筋トレを辞めてから2ヶ月半が経った。長年の反復で染み付いた「スポーツとしての水泳」からも離れようとしている。「運動」や「筋トレ」の再定義をするタイミングに来ていると思う。経験上、なかなか習慣を変えるのは難しい。難しいというか、負荷がかかる事をするには大きなエネルギーを使う。やろうと思ってもエネルギーが枯渇していると、足りない分を他のどこかから引っ張ってくる必要があって。「頑張る」だけでは体が持たないことに、段々気づいてきた。